○神楽殿前につるす大的な直径5尺2寸(約1.6m)円形で、檜又はさわらを薄板割にし、網代に組み大的の裏の中央には故実の通り白紙に甲・乙・ム(
甲乙なしと読む)の三字による組み文字を記して貼る。これは鬼を表している。
○拝殿(向拝)より大的に射る白羽の矢はまず神の矢1本を東北に射り、次に殿の矢1本を東南に射って四方の悪魔を追い払う。神の矢は祭典後、御本殿に納め、殿の矢は松本藩城主に納めたものである。大的までの距離12.5m。
○次に鷹の羽根の鏑矢(3尺2寸)12本を次々に射るが、12ヶ月を表しその的中により晴雨の順、月の豊凶を占ったものである。
○弓は桑の棒(3年生位)で5尺2寸を弓曲にしたものである。桑の木を使用していることは蚕が当時の産業の中心であったことがうかがえ、近隣から多くの参拝者が訪れた。
○古事記に大国主命「生太刀、生弓矢を持ちて八十神を追い祓い・・・」とあって邪鬼と射り悪魔を追い払い「天下泰平」「家内安全」「五穀豊穣」「殖産工業発展」を願って行う。
○的の破片と弓は魔除け、又農作物の豊穣を祈り持ち帰り家に飾る。