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(第4号)平成13年7月20日
発行 穂高人形・御船祭保存会 |
第三回定期総会開催
保存会の機構改善と本格的な後継者育成を議決 |
去る5月6日穂高神社参集殿において穂高人形・御船祭保存会の平成13年度定期総会が会員436人(内委任状363人)の参加によって開催された。
本年度は役員の任期満了により改選がはかられたが会則により諸団体を代表する者は引き続き担当をお願いし、会長には満場一致にて清澤久氏に決定した(尚役員の改選として後段へ記載)。
再任が議決した清澤久保存会長より@保存会運営の組織機構の改善A若年層の後継者を含めた本格的な後継者育成の取り組みB氏子内外を問わずより多く会員になってもらうよう考えてゆく事の三点が本年の重要課題である旨が述べられた。
来賓の平林町長・望月県議会議員から12年度の事業に対する高い評価と13年度に対する期待と激励の祝辞を頂いた。
〔議事〕
1. 平成12年度事業報告について(要旨)
- 会員募集(前年度より108名増の539名)
- 国の無形民俗文化財指定を推進
- 補助金申請の推進
- 「穂高人形飾り物展」(松本駅・長野駅・神社境内)
- 子供御船祭・穂高神社御船祭に参加
- 第二回「お船のある風景写真」コンテストの開催
- 穂高人形研修館の建設(12年12月20日完成)
2. 平成12年度決算報告
総収入 50,512,817円
総支出 50,491,469円
次年度繰越 21,348円
3. 平成13年度事業計画
(1) 後継者育成
- 御遷宮飾り物場面の公募に人形師と後継者が場面選考し一体となって人形制作に取り組む
- 御船祭、御遷宮に向けて穂高人形研修館で制作研修をする
- 飾物の制作課程をビデオに納め後継者の研修に活用
- 若年層対象の「穂高人形・飾り物講座」の資料作成
(2) 国の無形民俗文化財指定の推進
- 県・町の教育委員会と連絡をとり文化庁へ働きかける。
(3) 穂高人形研修館の施設・設備の充実と運営
- 「穂高人形研修館監理運営規則」によって試行し来年度の運営の資料とする
- 防災組織を作る
(4) 諸団体へ補助金の申請
(5) 写真コンテストの開催
(6) 保存会運営の組織、機構の改善を検討
(7) 会員募集(600名の確保)
(8) 会報「保存会だより」発行 年2回
4. 平成13年度予算計画
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来年の御遷宮に初の試み
穂高人形飾物テーマを公募 |
| 4歳の坊やが入選
定期総会に続き、3月中旬より公募された「御遷宮穂高人形飾り物」の入選者の表彰式が行われた。選考会は4月30日参集殿で人形師3名と後継者9名により審査され、応募総数35名中7名の方が入選され、人形師・神社の選定と合わせ9場面が来年の御遷宮に飾られる。
○ 義経一代記より(小平貞男人形師担当)
「木曽義仲倶利伽羅峠の戦い」
入選者 長野市 蜜沢宏 氏
「平清盛に追放される源頼朝・義経」
「鶴岡八幡宮で舞を舞う静御前」
「壇ノ浦義経の八艘飛び」
「安宅の関所の義経」
以上4点は小平人形師・後継者の選定
○ 童話(牛流弘次人形師担当)
「桃太郎の鬼退治」
「足柄山の金太郎」
入選者 穂高町 臼井健人 君
〃 松川村 青沼清子 様
○ 神話(保尊和夫人形師担当)
「天の岩戸開き」
穂高町 伊藤信一 氏
穂高町 丸山鳳一 氏
穂高町 矢口義盛 氏
○ 安曇人の歴史(保尊和夫人形師担当)
「阿曇比羅夫大将軍の百済国を救援」穂高神社の選定
表彰式で清澤保存会長から次のような審査報告がされた。
「飾り物のテーマを公募したのは、一般の多くの方々が関心と親しみを持って味わって頂きたいと考えた。審査を人形師と後援者に一任したのは、師弟一如で飾物制作に当って頂くためであった。
応募者の蜜沢さんは保存会に多額なご寄付と入会費を添えて激励のお便りも頂き感謝にたえない。
また四歳の臼井健人君の童話の応募に審査員一同感動し、是非子供たちに夢を与えたいと大張り切りで、来春の御遷宮に大きな期待が寄せられた審査会でした。」
御遷宮飾り物に相応しいアイデアが認められた表彰状と記念品目録がそれぞれに授与された。受賞者を代表して密沢宏氏より謝辞が述べられた。
「出身が池田町で穂高にも親戚があるので御船祭や御遷宮は小さいときからよく見ている。今回も指折り数えて待っていたが、新聞に公募のことが載っており、応募の場面を再現して頂けるので満足この上ない次第だ。子供向けの場面もあり多くの人が楽しめると思う。これを機に穂高の伝統というより日本の伝統となるよう発展を祈る。」
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| 穂高人形研修館管理運営規則 |
(目的)
第一条
「穂高人形研修館」(以下研修館という)は、穂高人形・飾り物の伝統文化を継承発展することを願い、多くの方々の浄財によりできたものである。その機能が十分果たせることを目的にこの規則を定める。
(管理運営の事務)
第二条
研修館は「穂高人形・御船祭保存会」(以下保存会という)が管理運営に当たり、事務は保存会の事務局が行う。(所在地―穂高町大字穂高6079番地・穂高神社社務所内・電話82−2003)
(施設・設備の管理運営)
第三条
保存会長は、研修館の施設・設備の管理を統括し、その整備に努め現有状況を明らかにしておく。
2 施設・設備・備品当は台帳に記載し、亡失、毀損、新規購入などの場合はその都度明記する。
3 施設・設備・備品等にかかわる予算は、定期総会で議決するが、年度中途で補正する場合は、事務局で対応し次期総会に報告する。
(防災・警備等)
第四条
消防署に提出する「消防計画届書」は「穂高人形研修館」「穂高神社資料館」と一体のものとして作成し、変更があったときは直ちに「変更届」を出す。
2 研修館の防火管理責任者は、保存会の事務局員が担当する。
3 研修館に消火器を二基設置する。
4 研修館で作業中の防災管理は、その室の管理責任者が行う。
5 研修館に、防災・警備上の非常事態が発生した場合には連絡網を通し保存会の会長・副会長・理事・事務局員が対応する。
(施設・設備の使用)
第五条
研修館を使用する場合は、事務局から鍵を持参し、使用終了後必ず返還する。
2 作業終了後使用責任者は、火気・照明・電源・戸締り等の点検をする。
3 作業室の整理整頓・清掃は、必要に応じて随時行う。
4 研修館の年間の使用状況を把握するため、「穂高人形研修館日誌」に記録する。(記載内容=日時・使用責任者・使用人数・使用内容及び感想等・使用後の点検―火気使用の有無・電源・照明・戸締り)
5 研修館の参観は無料であるが、資料館は有料であることを周知徹底する。
付則一 この規則は平成13年5月12日の総会の日より試行する。
二 この規則改正の必要性が、年度中途で生じた場合は事務局で協議決定し、次期総会に報告する。
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| 役員の改選 |
会則第五条二項により、諸団体の代表に当たる役員の変更で、次のとおり新しく就任頂いた
顧問
衆議院議員 山口わか子
碌山美術館館長 仁科 惇
副会長
等々力町区区長 古幡 源三
穂高町区区長 赤羽 章正
理事
穂高神社氏子総代 望月 保
同 荒家 孝之
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| 保存会活動に大きな力 |
東日本鉄道文化財団の認証式挙行
去る5月17日、穂高町役場大会議室で、当保存会事業支援500万円助成の認証式が行われた。
参加者は、文化財団の菅理事・清水主任、長野支社塚田営業部長・係2名・一ノ瀬穂高駅長・来賓に平林町長・杉浦収入役、胡桃生涯学習課長(教育委員長代理)が出席、保存会役員人形師等総勢29名であった。
開式に従い、平林町長の謝辞、塚田営業部長の激励の挨拶、菅理事から清澤保存会長に認証書が授与された。
続いて菅理事から地方文化事業支援の意義と当保存会の事業に大きな期待と温かい励ましのご挨拶を賜り、最後に清澤会長から、認証式参加者へのお礼と、昨年の助成で、「穂高人形研修館」竣工の大事業や多くの事業が出来たことに、深甚なる感謝を述べ、本年も続いて助成して頂き、期待に応えるべく務めることの決意が述べられ認証式の幕を閉じた。
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